台風1号、急速に発達しフィリピンに接近 暴風雨と高潮の恐れ
(CNN) 急速に勢力を強める台風1号(ヴォンフォン)がフィリピンに近づいている。CNNの気象担当者は上陸した際の被害について、非常に激しい雨と暴風、大規模な高潮が発生すると警戒を呼び掛ける。
台風1号の最大風速は12日午後の約26.4メートルから13日午後には約54.2メートルに増加した。規模で言えば弱い熱帯低気圧から大型のハリケーンに拡大したことになり、現在も勢力を強めている。
台風1号はフィリピンの東の海上から同国に接近中。このまま進めば中部ビサヤ諸島、ビコール地方、北部のルソン島にかけて100~250ミリの降雨が見込まれるという。
現地時間の14日夜にビコール地方に上陸した後は、最大の勢力を維持したまま15日夜にルソン島北東部へ移動すると予想される。
CNNの気象担当者によると、台風の中心が陸地をそれて沖合にとどまれば、暴風と高潮の最大級の被害を免れる可能性があるものの、あまり期待はできないという。