感染拡大で新たな措置、接触情報の虚偽に罰金 独政府
(CNN) ドイツのメルケル首相は10月1日までに、新型コロナウイルスの感染の再拡大を受け、バーなどの顧客が感染者との接触情報を偽った場合、罰金を科す新たな予防策を発表した。
国内の州首相との協議後の会見で、公共の場での集まりの人数は感染者の拡大が目立つ場所では50人程度にすると発表。
首相は、より困難な状況が秋季や冬季に到来することは予知し得るとの危機感を表明。その上で当局が感染者の追跡調査に用いる接触データで虚偽な情報をもたらしたバーやレストランの客の妨害行為には少なくも50ユーロ(約6200円)の罰金を科す新たな施策も示した。
メルケル首相はまた、現在直面する新型コロナの感染拡大が今後も衰退せずに続いた場合、冬季の月間で1日当たり最多で1万9200人の新規感染者が生じる恐れがあるとも強い調子で国民に警告。「今なすべき行動の緊急性を示している」と訴えた。