エリザベス女王とフィリップ殿下、新型コロナのワクチン接種 英
ロンドン(CNN) 英王室は9日、エリザベス女王(94)と夫のフィリップ殿下(99)が新型コロナウイルスのワクチン接種を受けたと発表した。
王室関係者によると、ロンドン郊外のウィンザー城で専属医が接種した。同関係者によれば、女王は誤情報やさらなる憶測を避けるために接種の公表を決めたという。
英王室では女王の長男、チャールズ皇太子(72)が昨年3月に検査で陽性反応を示した。皇太子は一時的に自主隔離生活を送った後、「幸いなことに軽い症状で済んだ」と話した。
皇太子の長男、ウィリアム王子も陽性反応を示したと報じられたが、感染の正確な時期は公表されていない。
英国では新型ウィルスの変異種が猛威を振るい、感染が急拡大している。ロンドンのカーン市長は8日、感染拡大が制御できない危機的状況にあるとの認識を示し、重大事態を宣言した。