ウガンダ大統領選、ムセベニ氏が再選 野党候補は不正訴え

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ウガンダ選管は現職ムセベニ大統領の勝利を発表した/Henry Nicholls/Reuters

ウガンダ選管は現職ムセベニ大統領の勝利を発表した/Henry Nicholls/Reuters

(CNN) 14日投票のウガンダ大統領選挙で、同国の選挙管理委員会は現職のムセベニ大統領が勝利したと発表した。同氏は6期目の当選となる。一方、野党候補のボビ・ワイン氏は不正があったとして結果を認めない姿勢を示した。

選管委員会の16日の発表によると、得票率はムセベニ氏が58.64%、歌手から政治家に転向したワイン氏(本名ロバート・キャグラニ氏)は34.83%だった。投票率は比較的低く、1800万人の有権者のうち1000万人足らずが投票した。

ワイン氏によると、同氏チームは選挙結果を争うための平和的で合法な方法を検討中。同氏は「我々が選挙の本当の勝者だ」「すべてのウガンダ人に選管の発表を受け入れないよう呼びかける。結果は軽蔑に値する」と述べた。昨年後半には選挙運動中のワイン氏が当局に拘束され、それに抗議する人々45人が死亡する展開にもなっていた。

ワイン氏は不正や脅しの証拠もあると述べたが、その詳細は示さなかった。通信手段が回復したら同氏チームが共有すると述べた。

同国のインターネットはここ数日間政府の命令で切断されている。ムセベニ氏は12日の演説で、フェイスブックなどのソーシャルメディアを「傲慢さ」を理由にブロックするようにインターネットプロバイダーに命令をしたと確認した。選挙日当日に命令は延長された。

ネットの切断により票の集計の健全性に疑問の声があがったほか、票を登録する生体認証機器が動かないことから多くの投票所で手動での投票やチェックをしいられた。投票用の資材の遅れや不足もあった。

ワイン氏はメディアに対して、投票所にいる同氏の代理人の大半が警察によって選挙監視を妨害されていると訴えた。米国や欧州連合(EU)にも、ウガンダ政府に対して自由で公正な選挙の説明責任を果たすように求めるよう呼びかけた。

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