ロックダウン違反の大規模パーティー摘発、屋上から脱出も 英国
(CNN) 英イングランド中部バーミンガムのナイトクラブで、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)に違反する150人規模のパーティーが摘発された。警官らの突入を受け、建物の屋上から逃げ出す参加者もいた。
地元警察が15日に公開した映像には、14日未明に実施された突入作戦と、それに気付いて騒ぎ出す参加者らの様子が映っている。警官らがびんを投げ付けられ、1人が軽傷を負ったという。
警察のドローン(小型無人機)に搭載した赤外線カメラの画像では、屋上から脱げ出そうとする参加者らの姿が確認できる。
イングランドは現在、新型コロナウイルスの感染拡大が始まってから3回目のロックダウン下にある。住民らは外出を厳しく制限され、世帯間の交流も禁止されている。
警察によると、参加者約70人が罰金200ポンド(約2万9000円)の支払いを命じられた。会場のディスクジョッキー(DJ)は1万ポンドの罰金を言い渡される可能性があるという。
警察幹部は「ワクチンに期待がかかるとはいえ、まだロックダウン中だということ、ウイルスが依然として地域全体の脅威であることを覚えておく必要がある」と訴えた。