ベルリンの会員制クラブで制限違反のパーティーか 警察が捜査
(CNN) ドイツの首都ベルリンにある会員制クラブ「ソーホーハウス」の施設で先週末、新型コロナウイルス感染対策の制限ルールに違反するパーティーが開かれた可能性があるとして、警察が捜査している。
警察の報道官が13日、CNNに語ったところによると、SNSにパーティーの写真や動画が投稿されたことを受けて捜査が始まった。投稿はすでに削除されたとみられ、CNNも閲覧していない。
同報道官によると、会場をめぐっては現地時間の10日午前2時45分に騒音の苦情があった。警察が電話で確認すると、受付担当者が対応して騒音を止めた。
警察は当時、パーティーの開催を把握していなかったため、現場には出動しなかった。その後は苦情もなかったという。
ソーホーハウスは世界各地に宿泊施設付きのサロンなどを展開する会員制クラブ。調べに対し、スタッフや顧客、地域社会の安全が最優先だと述べた。
ベルリンのソーホーハウスには最近、宿泊施設の全室を貸し切りにする予約が入ったが、政府の感染対策には従っていたという。
ベルリン市当局の公式サイトによると、市内では現在、屋内イベントが20人までの規模に制限され、マスクや参加者間の距離確保が義務付けられている。5人を超えるイベントでは新型ウイルス検査の陰性証明を提示する必要があり、家族間の集まりは2世帯までとされている。