目撃者が語るミャンマー軍の殺戮、市民を容赦なく標的に
前出の18歳のデモ参加者は当時の自分たちの装備について、報道よりもはるかに非力で、ほとんどが身を守るための武器だったと反論する。
「こっちにあるのはガスマスクとヘルメット、エアガン。それだけだ」(男性)
AAPPによれば、治安部隊が使用していた武器は「アサルトライフル、ロケット推進グレネード(RPG)、手榴弾」と、戦場にこそふさわしい種類のものだったという。
バチェレ国連人権高等弁務官は声明で、軍によるミャンマー国民への暴力を非難。在ミャンマー米国大使館も、バゴーをはじめとする各地で人命が意味なく失われている現状を悼むコメントを発表した。
AAPPはクーデター以降少なくとも子どもを含む726人が死亡したとしているが、実際の死者はこの数字をもはるかに上回っている公算が大きいと分析する。