インドネシア海軍、不明潜水艦の捜索海域を絞り込む 物体発見

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消息不明のインドネシア潜水艦、捜索急ぐ

インドネシア・ジャカルタ(CNN) 乗組員53人を乗せたインドネシア海軍の潜水艦が消息不明になっている問題で、同国の捜索チームは24日までに、潜水艦の発見につながる可能性のある海域を特定したとの見方を示した。

インドネシア軍幹部によると、当該海域はバリ島から約40キロの位置にあり、潜水艦の潜航地点付近の海面に油が浮いているのが確認されていた。また、潜水艦から外れたとみられる物体もこの海域で見つかったという。

軍幹部は23日の記者会見で、水深50~100メートルの位置で「強く磁気共鳴する」物体が見つかったと説明。海軍艦船「リゲル」が同日この海域で捜索を行う見通しだと明らかにした。

リゲルには高度なソナー(水中音波探知機)が搭載されており、海軍は潜水艦の発見につながることに期待を寄せている。消息不明になっている潜水艦はドイツ製の「KRIナンガラ402」で、バリ海峡で演習中だった21日未明に交信が途絶えた。


23日の捜索活動には他にも高度な能力を備える船が加わり、捜索チームはインドネシア軍の艦船21隻に潜水艦1隻、インドネシア警察の船舶という構成になった。

オーストラリアの軍艦2隻も捜索に加わったほか、米国防総省のカービー報道官は22日のツイートで、捜索を支援する航空機を派遣すると明らかにした。

インドネシア海軍のユド・マルゴノ参謀総長は22日の記者会見で、艦内には現地時間24日午前3時までの全乗組員分の酸素があると説明していた。

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