女子高校近くで爆発、死傷者82人 アフガニスタン首都
(CNN) アフガニスタン当局者らによると、首都カブールにある女子高校の近くで8日午後に爆発が起き、少なくとも30人が死亡、52人が負傷した。
爆発の原因は調査中。今のところ犯行声明は出ていない。
反政府勢力タリバーンの報道官は、メディアを通したメッセージで爆発への関与を否定した。
地元メディアのトロニュースによると、爆発は生徒たちの下校中に起きた。教員の1人は「最初に車爆弾がさく裂し、続いて爆発が2回起きた」と話した。犠牲者の大半は生徒たちだという。
アフガン政府とタリバーンが中東カタールの首都ドーハで和平交渉を続ける一方、国内ではこのところ車爆弾事件が相次いでいる。
病院へ移動するため車に乗った負傷した男性/Zakeria Hashimi/AFP/Getty Images
バイデン米政権は先月、アフガン駐留軍の撤退を発表し、1日には南部ヘルマンド州の基地をアフガン軍に引き渡した。
アフガンで進んできた女性の権利拡大の動きが、米軍の撤退で後退に転じるとの懸念も指摘されている。