スウェーデンで小型機墜落、スカイダイバー8人と操縦士死亡
(CNN) スウェーデン・エーレブルにある空港の滑走路付近で8日、スカイダイバー8人と操縦士1人を乗せた小型機が墜落し、搭乗者全員が死亡した。
地元警察によると、同機は離陸直後の現地時間8日午後7時23分ごろに墜落、炎上した。消防トップは9日、報道陣に対し、救助隊が到着した時には「救える命はなかった」と語った。
CNN提携局エクスプレッセンによると、事故調査委員会の関係者は、飛行の初期段階で問題が発生したと説明。「飛行開始直後に問題が起きたため、高度が高くなる場面は一度もなかった」と述べた。
警察はCNNに事故機の機種を確認しなかったが、地元メディアの報道では「DHC―2ターボビーバー」とされる。
スウェーデン・パラシュート協会の広報責任者は同国のテレビ局TV4に対し、事故機は地元のパラシュートクラブがレンタルしたものだと明らかにした。
エーレブル警察によると、警察が調査に着手しており、事故原因については調査完了まで明らかにできないという。
エーレブルはスウェーデン内陸部で最大規模の都市で、首都ストックホルムの西約200キロに位置する。
スウェーデンのロベーン首相は8日、ツイッターで哀悼の意を表した。