カブール市民、一夜にしてタリバーン支配下に 「国民はイスラム法望む」と戦闘員
(CNN) アフガニスタンで20年ぶりとなる反政府勢力タリバーンの支配下に一夜にして置かれたカブールの市民が、新たな現実に直面している。
タリバーンの戦闘員は市内の各地に姿を見せ、複数の美容院前では女性の肌が見える写真を男たちが塗りつぶしていた。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルのアグネス・カラマード事務局長は16日、「我々がアフガニスタンで目の当たりにしている悲劇は、予想でき、避けることができたはずだった。国際社会の迅速かつ断固とした行動がなければ、事態は悪化の一途をたどる」との声明を発表した。
CNNはタリバーンの戦闘員に対し、かつての5年間の統治時代のように、喫煙を禁止したり男性にあごひげを伸ばすよう指示したりするのかと質問した。これに対して戦闘員は、激変させたり、直ちに実行に移したりはしないとしながらも、アフガニスタン人はイスラム教徒であり、イスラム法の下での生活を望んでいると語った。
タリバーンの報道官は16日、首都の「全面掌握」に近づいているとツイートした。