香港警察、民主活動家4人を逮捕 天安門事件追悼集会の運営メンバー
支連会は30年以上前に結成され、北京で民主主義を求めて抗議活動を行う人々を支援してきた。5日には、今回の警察の求めに従うつもりがないことを表明していた。提出を求められた情報の中には、メンバーの詳細な個人情報や、香港、台湾、その他の国々の政治団体と行った会議の記録などが含まれるという。
これに対し香港の治安当局は同日、声明で「国家安全保障を危険にさらすのは極めて重大な犯罪」「手遅れになる前に即刻情報を提供するべきだ」と警告を発していた。
それでも支連会は7日、警察宛ての書簡で情報提供を求める根拠が不十分だと主張。自分たちは「外国のエージェント」ではなく、警察側がそう信じる理由を説明する必要があると述べた。
またメンバーの1人は、司法審査を申し立てて警察の要請に異議を唱えたとも明らかにした。
しかし香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は7日、警察に従わない支連会を強く非難。香港警察トップの鄧炳強(クリス・タン)警務処長も、警察の命令を守らない人々は相応の結果に直面すると警鐘を鳴らしていた。