北朝鮮、日本海に弾道ミサイル2発を発射か 韓国もSLBМ発射
韓国・ソウル(CNN) 韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は15日、日本海に向けて弾道ミサイルとみられる飛翔体2発を発射した。
韓国軍は北朝鮮への監視を強化し、米国と緊密に連携して防衛態勢を維持していると述べた。
日本の海上保安庁によると、飛翔体は日本時間の午後0時38分と同0時43分に発射され、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられる。
北朝鮮が弾道ミサイルの発射実験を行うのは、今年1月にバイデン米政権が発足してから初めて。北朝鮮は国際法により、弾道ミサイルや核兵器の実験を禁止されている。過去の実験は国際社会から非難を浴び、国連安全保障理事会の制裁を招いた。
北朝鮮は13日、長距離巡航ミサイルの発射実験が成功したと発表したばかり。
弾道ミサイルはロケットエンジンで発射され、放物線の軌道を描いて飛ぶ。巡航ミサイルの多くが核運搬用ではないのに対し、弾道ミサイルは重量のある核弾頭も搭載できる。
北朝鮮による発射からおよそ3時間後、韓国も潜水艦発射弾道ミサイル(SLBМ)の発射実験を行った。韓国国防省が明らかにした。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が立ち会う中、ミサイルは目標に正確に命中したというが、実験についてこれ以上の詳細は示されなかった。