自民党新総裁に岸田文雄氏、決選投票で河野太郎氏を破る
東京(CNN) 自民党総裁選が29日に行われ、岸田文雄前政調会長が決選投票で、河野太郎行政改革相を破り、新たな党総裁に選出された。岸田氏にとっては総裁選の勝利で、次期首相への道が開かれた。
岸田氏は決戦投票で257票を獲得し、170票だった河野氏を上回った。
菅義偉首相は今月に入り、総裁選には出馬しない意向を明らかにしていた。これは、実質的に首相の座を明け渡した格好で、総裁選の行方は他候補に委ねられることになった。
総裁選には岸田氏と河野氏のほか、高市早苗前総務相と、野田聖子幹事長代行が出馬した。第1回投票でいずれの候補者も過半数に届かなかったため、岸田氏と河野氏による決選投票が行われた。