スーダン軍、抗議デモ参加者7人を殺害 現地医師会が発表
(CNN) スーダンの治安部隊が17日、首都ハルツームで軍によるクーデターに反対する抗議デモの参加者少なくとも7人を射殺した。反軍政の現地の医師会が明らかにした。
銃撃の中で100人超が負傷したともされる。当時は数千人のデモ参加者が、大統領府へ行進しながら昨年10月のクーデターへの反対を訴えていた。
スーダンの活動家がソーシャルメディアで共有した動画には、大統領府へと続く幹線道路をふさいだデモ参加者らに催涙ガスが浴びせられる様子が映っているほか、銃声と思われる音も入っている。
これに先立ち、スーダンの実権を握る軍トップのブルハン氏は同日、対テロ部隊を立ち上げて「数多くの潜在的脅威」に対抗する考えを示していた。フェイスブック上の声明で明らかにした。
昨年10月25日のクーデター以降、軍政に反対する大規模な抗議デモが複数回にわたって行われ、上記の医師会によればここまで少なくとも71人が治安部隊に殺害された。