ロシア侵攻のウクライナ、これまで子ども103人死亡とゼレンスキー大統領
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、ロシアの侵攻が始まって以来、少なくとも103人の子どもがウクライナで死亡したとフェイスブックに投稿したビデオメッセージで明らかにした。
米議会での演説に先立ち、ゼレンスキー氏は「昨夜、ロシア軍はウクライナの領土、我々の平和な都市、我々の市民に対し砲撃を続けた。オデッサ地方の海岸を爆撃し、キエフにミサイルを撃ち込み、ザポリージャの民間インフラを攻撃した」と述べた。この声明はその後フェイスブックで公開された。
さらに「今朝時点でこれまでに103人の子どもが殺された」と明らかにした。
ゼレンスキー氏は、8年間の戦争でドンバス地方が受けた「何百倍もの損害」をロシア軍はウクライナに与えたと指摘。続けて、ウクライナではこれまでに合計400もの教育機関が破壊され、うち119がドネツク州にあると説明した。
ゼレンスキー氏によると、国際刑事裁判所の検察官と話をし、ウクライナ検察庁と法執行機関がすでに「侵略者を裁判にかける」ための作業に着手しているという。
「侵略者はウクライナ人に対するすべての戦争犯罪の責任を負うことになる」と、同氏は述べた。