ウクライナの11歳少年、約千キロの単独退避果たしスロバキア到着
(CNN) ウクライナと国境を接するスロバキアの内務省は17日までに、ウクライナ人の11歳少年が同国南部のザポリージャから600マイル(約966キロ)以上離れたスロバキアまでの単独の退避を成し遂げ、無事にたどり着いたと報告した。
保持していたのはパスポート、プラスチック製のバッグに手の上に記された電話番号などだったという。
この逃避行については、在英国のスロバキア大使館が今月8日にフェイスブック上で明かしていた。同大使館の内務省関係者は、「彼は遭遇する人々の全員にほほ笑みで接し、大胆さや本物のヒーローになるべく決意で道中を乗り越えてきた」とたたえた。
少年の母親は、息子の命を救ってくれた人々に感謝すると表明。フェイスブックに寄せた動画のメッセージでスロバキアに触れ、「大きな心を持った人々がいる」と称賛した。
夫を亡くした身で、ほかにも子どもを抱えている事情も明かし、スロバキアの税関、息子の世話をしてくれ、越境を助けてくれたボランティアの人々への謝意を示した。
自らが住む町の近くにはロシア軍兵士が攻撃した原子力発電所があるとし、「私は自分の母親を見放すことは出来なかった。彼女は一人では動けない」との窮状も漏らした。