ゼレンスキー大統領、プーチン大統領と交渉の用意 「失敗すれば第3次世界大戦」
ワシントン(CNN) ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領は20日、CNNの単独インタビューに応じ、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と交渉する用意があると語った。しかし交渉の試みが失敗に終わった場合、2国間の戦闘は「第3次世界大戦」につながるだろうと警告した。
インタビューの中でゼレンスキー大統領はプーチン大統領との交渉について、「2年前から用意ができていた。交渉がなければこの戦争を終わらせることはできない」との見方を示した。
その上で、「この戦争を止められる可能性が1%でもあるならば、この機会をとらえる必要がある。我々にはその必要がある」と述べ、罪のない人々が日々、死亡していると訴えた。
「ロシア軍は我々を殲滅(せんめつ)させ、殺害するためにやって来た。そして我々は国民と軍の威厳を見せつけることができている。我々は大きな打撃を与えることができ、反撃することができるのだと。だが残念ながら、我々の威厳で命を守ることはできない。従って我々はどんな形であれ、いかなる機会をも利用して交渉の可能性をつかみ、プーチン(大統領)との対話の可能性をつかまなければならない。だがもしその試みが失敗すれば、それは第3次世界大戦を意味する」(ゼレンスキー大統領)