400人避難の学校砲撃、被害状況把握できず マリウポリ
ロシア国営RIAノーボスチ通信は、ロシア国防省が20日、マリウポリ市に対してロシア軍への降伏を迫ったと伝えた。
マリウポリ市長側近は、車でマリウポリから避難しようとする人たちがロシア軍の銃撃を受けたと伝えている。
「避難は困難だ。困難だが動いている。ロシア人たちはあらゆる手を使って事態を複雑にしている。昨晩はメレキネ(市中心部から約10キロ西部)へ向かおうとした車が銃撃された」と市長側近は述べ、避難しようとした別の住民は、マリウポリ郊外の検問所で車を奪われたと伝えた。
一方、マリウポリ市議会は19日夜の声明で、市民数千人が自分たちの意思に反して、ロシア軍によってロシア領へ連れ去られたと発表した。
RIAノーボスチ通信はロシア軍高官の話として、マリウポリの住民約6万人が「完全に安全な状態でロシアにいる」と伝えた。