マリウポリから民間人170人、ウクライナ支配地域に到着 赤十字発表
(CNN) ウクライナ南東部のマリウポリから民間人170人以上がウクライナの支配下にあるザポリージャに無事到着した。赤十字国際委員会(ICRC)が明らかにした。
ICRCは8日、「数週間にわたってほぼ地下で生活していた民間人170人以上がアゾフスターリ製鉄所とマリウポリ地域から脱出し、ザポリージャに到着した」とツイートした。
「国連と共同で行った3回目の退避作戦だ。さらに多くの市民が安全な場所に避難するのを支援でき、深く安堵(あんど)している」と付け加えた。
アゾフスターリ製鉄所に取り残されていた避難者の数は明らかではなかった。
マリウポリ市議会は、アゾフスターリ製鉄所とマリウポリから計173人が救出されたと発表した。
マリウポリの住民を乗せたバス10台がすでにウクライナ支配地域に到着したという。
「アゾフスターリ製鉄所の勇敢な防衛隊に感謝する。兵士3人の命と負傷者6人を犠牲にして、兵士たちは何とか民間人を製鉄所から救出し、連れ出すことができた」 と同市議会は説明。「ウクライナ軍とアゾフ連隊は、自らを犠牲にして防衛するだけでなく、民間人の救出も行っている」と述べた。
BREAKING: After weeks of living largely underground, over 170 civilians from Azovstal and Mariupol area have arrived in Zaporizhzhia.
— ICRC (@ICRC) May 8, 2022
This is the 3rd safe passage operation we’ve coordinated with @UN.
We’re deeply relieved we could help more civilians get to a safer place. pic.twitter.com/xVDw195VLn