ロシア副首相、マリウポリを訪問
(CNN) ロシアのフスヌリン副首相は8日、ウクライナ・マリウポリを訪問した。ロシアによるマリウポリへの攻撃が始まって数週間が経過したが、フスヌリン氏は同地に足を踏み入れたロシア政府当局者としてはこれまでで最も高位の人物となった。
フスヌリン氏はテレグラムへの投稿で、「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の解放された地域を訪問したと述べた。マリウポリやボルノバーハなどの都市を訪れて地元の人々と会話したという。
フスヌリン氏は、こうした地域では平和的な生活の復旧が始まっているとし、ロシアが支援すると述べた。特に、人道的支援を提供するための大規模な取り組みを実施することが重要だとしている。
マリウポリ市長顧問のアンドリュシチェンコ氏はこれに対し、フスヌリン氏はマリウポリの海港を訪問したと指摘。略奪に加えて、こうした訪問は、支配地域を直接ロシア領に統合しようとする取り組みを加速させているとの見方を示した。