英、ロシアへの制裁強化を主張 完全撤退が実現するまで
(CNN) 英国のトラス外相は12日、ドイツで開かれた主要7カ国(G7)外相会合後の声明で、ロシアがウクライナから完全に撤退して和平に同意するまで、国際社会はロシアへの制裁をさらに強化すべきだと呼びかけた。
こうした要求が満たされるまで、制裁を解除してはならないとも述べた。
北大西洋条約機構(NATO)加盟国は夏の終わりまでにウクライナがNATO標準の装備に移行するのを支援する計画を立てるべきだとも主張した。これにはNATO標準の砲弾や訓練、専門技術の提供が含まれる。
NATOによる支援のほか、G7各国にウクライナの復興支援の計画をするようにも呼びかけた。第2次世界大戦後の欧州の経済復興を計画した「マーシャルプラン」のような方針に基づき、財政面や技術的な支援の提供を行うべきだと述べた。