鉱山が水没、行方不明の4人遺体で発見 1カ月以上も捜索続く ブルキナファソ

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捜索活動を行う救助隊員ら=13日、サンギエ県ペルコア/ANNE MIMAULT/REUTERS

捜索活動を行う救助隊員ら=13日、サンギエ県ペルコア/ANNE MIMAULT/REUTERS

(CNN) 西アフリカのブルキナファソで先月、洪水による鉄砲水で亜鉛鉱山が水没する事故があり、行方不明になっていた8人のうち4人がこのほど遺体で発見された。政府が25日に明らかにした。

水没したのはサンギエ県ペルコアにあるカナダの鉱山会社トレバリ・マイニングが保有する亜鉛鉱山。4月16日に作業員8人が地下の鉱山の中に閉じ込められたと伝えられ、39日にわたって捜索が続けられていた。

鉱山省によると、行方不明になっていた作業員のうち6人はブルキナファソ国籍で、残る2人はジンバブエとタンザニアから来ていた。遺体で見つかった4人の国籍は不明。政府は残る4人が見つかるまで捜索を続けるとしている。

捜索隊は先週、食料が蓄えてある地下570メートルの避難所に到達したが、生存者は発見できなかった。

トレバリ・マイニングは、避難所が使われた形跡はなかったと発表。行方不明になっている作業員は避難所に到達できなかったと思われる。

現場には行方不明者の家族が集まり、1カ月以上続く捜索の様子を見守っている。

地元では、捜索隊が避難所に到達するまでに時間がかかり過ぎたとして非難が強まっていた。

トレバリによると、鉱山に通じる道路が洪水で押し流されたため、この道路や破損した現場の電気設備が再建されるまで捜索活動ができなかった。

水没した鉱山からは、これまでに3000万リットル以上の水がくみ出されている。

ブルキナファソでは鉱山事故が後を絶たず、地元当局によると、今年2月にポニ県の無届けの金鉱で起きた爆発では約60人が死亡していた。

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