NATO首脳会議、今月下旬に開催 ウクライナ情勢が最重要課題

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握手を交わすスペインのサンチェス首相(右)とNATOのストルテンベルグ事務総長/ Alejandro Martinez Velez/Europa Press/Getty Images

握手を交わすスペインのサンチェス首相(右)とNATOのストルテンベルグ事務総長/ Alejandro Martinez Velez/Europa Press/Getty Images

(CNN) 北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の今月下旬の開催に向けて準備が進んでいる。ウクライナ情勢が最重要課題になるとみられている。

NATO首脳会議は28日から30日にかけて、スペイン首都マドリードで開催される。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、ウクライナ東部のドンバス地方でロシア軍の攻撃を食い止めるために、より多くの支援を繰り返し求めている。ゼレンスキー氏は、NATO加盟国からウクライナに対する、さらなる武器供与の約束が守られることを希望している。

スペインは今年でNATO加盟から40年を迎えた。

スペインのサンチェス首相は5月30日、NATO加盟を祝う式典で、NATOのウクライナに対する支援が揺るぐことはないと語った。

NATOのストルテンベルグ事務総長は同じ式典で、6月の首脳会議について、前回スペインが首脳会議の開催地となった1997年とは「全く異なった文脈」となっているとの見方を示した。

ストルテンベルグ氏は、今後10年の方針を定め、より危険な世界に対する抑止力や防衛力を設定しなおすと指摘。欧州連合(EU)やインド太平洋の各国など、志を同じくする国や組織との協力を一層深めるとした。

首脳会議では、ウクライナに対する武器の追加供与も話し合われる可能性が高い。

ストルテンベルグ氏は、ウクライナが引き続き支援を受ける必要性について強調し、もしロシアのプーチン大統領がウクライナへの侵攻で勝利を収めれば、「我々が支払わなければならない代償は、ウクライナ支援のために今行っている投資よりも大きなものとなるだろう」と述べた。

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