上海市民、猛暑の中で集団検査 再度のロックダウン恐れる住民
住民が猛暑の中で何時間も行列に並ぶこともあり、検査に当たる職員は全身を防護具で覆っている。
中国のSNSでは、防護服姿の職員が氷の上で横になる写真が拡散した。専門家は、屋外で防護服を着て長時間過ごす職員の熱中症を危惧している。
上海では今月上旬、カラオケバーに関連した集団感染が発生して感染者が急増。過去10日間で報告された症例数は400例を超えた。
上海の住民はコロナ対策のロックダウンで外出できない状態が2カ月間続き、数週間前にようやく解放されたばかり。今回の感染拡大で、再び大規模ロックダウンに戻ることへの不安が高まっている。
全市的なロックダウンは6月初めに解除されたものの、厳格な制限は今も続き、新型コロナの症例が確認された地区では即座にロックダウンが行われる。
12日現在、市内の240地区が中~高リスク地区に指定され、ロックダウンの対象となっている。