上海市民、猛暑の中で集団検査 再度のロックダウン恐れる住民

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封鎖用バリケードの開口部からのぞく上海の住民=10日、中国・上海/Qilai Shen/Bloomberg/Getty Images

封鎖用バリケードの開口部からのぞく上海の住民=10日、中国・上海/Qilai Shen/Bloomberg/Getty Images

(CNN) 中国の金融都市・上海で感染力の強い新型コロナウイルスの派生株が確認され、数百万の住民が12日、猛暑の中で検査の行列に並んだ。症例数が再び急増する中で、住民は再度のロックダウン(都市封鎖)に対する恐怖を募らせている。

上海当局は市内16地区の住民に対し、12~14日の間に2回の検査を受けるよう命じた。検査義務付けは、感染力の強いオミクロン株の派生系統「BA.5」の市中感染が8日に確認されたことを受けた措置。

BA.5は世界で急激に感染が拡大しており、「ゼロコロナ」戦略に固執する中国政府は重大な脅威とみなしている。

BA.5は首都・北京や北東部の港湾都市・大連、中部の西安など複数の都市で報告され、西安は7日間、封鎖状態に置かれた。

今回は、中国全土が熱波に覆われる中での感染拡大だった。上海は10日の気温が40度に達し、当局が最大級の警戒を呼びかけた。

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