上海市民、猛暑の中で集団検査 再度のロックダウン恐れる住民

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氷に手を置くなどして体を冷やす医療従事者=12日、中国・上海の新型コロナ検査場/Hector Retamal/AFP/Getty Images

氷に手を置くなどして体を冷やす医療従事者=12日、中国・上海の新型コロナ検査場/Hector Retamal/AFP/Getty Images

上海当局は繰り返し、全市的なロックダウンが差し迫っているという情報を否定している。しかし住民は納得せず、当局は全市的なロックダウンが始まる直前の3月にも、同じような説明をしていたと指摘する。

11日には市内の2地区が住民に対し、14日分の食料と医薬品を自宅に蓄えておくよう指示を出した。

この通知がネットで拡散すると、住民の間にパニックを引き起こした。4月~5月にかけての長期間に及んだロックダウンは食料不足を招いて医療が受けられない事態につながり、住民の心の傷はまだ癒えていない。

不満の声が高まる中、地区職員は国営紙に対し、今回の提案は感染の拡大に備えてもらうことが目的だったと説明。感染者の濃厚接触や二次接触は、地区のロックダウンにつながる可能性があるとした。

中国のSNS大手ウェイボー(微博)には、「結構だ。食料不足と生活必需品買いだめの影におびえる暮らしの中で一生を過ごそう」「もう3年たった。いったいいつ終わるのか? 3年が一生に何回あるのか? もうたくさんだ!」といったコメントが投稿されている。

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