操縦室でけんか、パイロット2人が職務停止に エールフランス
(CNN) エールフランス航空のパイロット2人が飛行中の操縦室内でけんかになり、職務停止の処分を受けていることが分かった。
同航空が29日に確認したところによると、2人は6月にジュネーブ発パリ行きの便の操縦室内で口論を始め、互いに「不適切な」身振りを交わした。けんかはまもなく収まり、フライトは通常通り継続した。
2人は現在、乗務から外され、今後の処遇に関する上層部の判断を待っているという。
この件はスイスの仏語紙ジュネーブ・トリビューンが先週、エールフランスの構造的な問題を指摘した記事で明るみに出た。
仏航空事故調査局(BEA)は、昨年12月にエールフランス機が燃料漏れを起こした際にパイロットが火災発生を防ぐ手順に従わなかったことを受け、ほかにも規定の手順が守られなかった例が複数あるとして、同航空に安全上の勧告を出していた。