英エリザベス女王、昨年のフィリップ殿下死去で「人生に大きな穴」

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英ハンプシャー州ブロードランズを歩くエリザベス女王とフィリップ殿下=2007年11月18日/Fiona Hanson/AFP/Getty Images

英ハンプシャー州ブロードランズを歩くエリザベス女王とフィリップ殿下=2007年11月18日/Fiona Hanson/AFP/Getty Images

(CNN) 英エリザベス女王は夫フィリップ殿下の死去後、「人生に大きな穴」が空いたような心境だと話している――。2人の息子のアンドルー王子は昨年4月、そう明かしていた。

アンドルー王子はウィンザー城近くのロイヤルロッジで礼拝に参加した後、「とても気の毒。母の支えになりたい。母はおそらく誰よりも(フィリップ殿下の死を)痛切に感じている」と語っていた。

女王に生涯連れ添い、英国史上最も長く君主の配偶者を務めたフィリップ殿下は昨年4月9日、99歳で亡くなった。

アンドルー王子はフィリップ殿下のことを父親として愛していたと語り、「とても穏やか人だった。問題が起きると一緒に考えてくれた」「いつでも相談相手になってくれた」と振り返った。

フィリップ殿下の訃報(ふほう)に対しては、存命のすべての米大統領経験者や世界の指導者を含め、世界中から追悼の言葉が寄せられた。

アンドルー王子は、王室でも「全員が大きな喪失感に包まれている」「国の祖父を亡くしたような感じだ」と説明。母親はどう感じているのかとの質問には、「ご存じの通り、女王はとても冷静な人だ」「いまは物思いにふけっている」などと語っていた。

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