英ヘンリー王子夫妻の子ども、「王子」と「王女」に 国王の孫として
ロンドン(CNN) 英エリザベス女王の死去を受け、ヘンリー王子とメーガン妃の子ども2人はそれぞれ「アーチー王子殿下」と「リリベット王女殿下」になる。
この変化は100年あまり前につくられた慣例に起因する。ジョージ5世が1917年に定めた規則では、国王の孫は自動的に王族の称号が与えられる。
エリザベス女王のひ孫としては資格が発生しなかったものの、アーチー君とリリベットちゃんは今回、チャールズ国王の孫として王子や王女を名乗る権利を手にした。
メーガン妃は昨年、アーチー君は混血を理由にこの称号が与えられないかもしれないと示唆。米司会者オプラ・ウィンフリーさんとのインタビューで、王族の1人が「誕生時に肌の色がどれだけ黒くなるかに関して懸念と言及」を示したと述べていた。
メーガン妃によると、夫妻はこれと同時に、アーチー君には身辺警護や正式な称号が与えられない見込みだと告げられた。メーガン妃の妊娠中、チャールズ国王の即位後に慣例が変更されるとの「会話」が行われたこともあるという。その場合、アーチー君は称号の権利を失う。
バッキンガム宮殿はアーチー君の誕生時、CNNに対し、ヘンリー王子夫妻は子どもには称号を使わないことを選んだと述べていた。
ヘンリー王子とメーガン妃は2020年、王室の公務から身を引き、「働いて経済的に独立する」と宣言。家族の一員にとどまることで合意する一方、「殿下」の称号については放棄した。