民間機がウクライナを出国、4月以降初めて
(CNN) 民間の航空機が13日、ウクライナ西部のリビウを出発し、ポーランドに到着したことがわかった。同機は数カ月にわたってリビウに駐機していた。航空機追跡サイト「フライトレーダー24」が明らかにした。
フライトレーダー24によれば、同機はハンガリーの格安航空会社(LCC)ウィズエアのもので、今年4月に商用便がウクライナを出国して以降で初めての便だという。
フライトレーダー24の広報部門の責任者はCNNの取材に対し、ウィズエアの航空機がウクライナ・リビウからポーランド・カトウィツェに飛行したことを確認したと述べた。同機が離陸したのは米東部時間13日午前11時前。
正確な出発時刻がわからないのは、同機がトランスポンダーを起動させたのがポーランド国境を越えてからのためで、こうした措置は安全対策のために実施された可能性が高いという。
フライトレーダー24によれば、今回飛行したエアバスA320はウィズエアに登録されているものの、同社が運航したかどうかは確認できなかった。
ウィズエアはウクライナ首都キーウ(キエフ)に3機の航空機を駐機させている。
ウクライナのインフラ省は、西側諸国からの安全に関する保証が得られれば、リビウの空港からの便を再開する用意があるとしている。