「安倍氏国葬に反対」の男性、自身の体に火をつけ搬送
東京(CNN) NHKによると、東京都の首相官邸近くで21日、70代の男性が自分の体に火をつけてやけどを負い、病院へ搬送された。
松野官房長官は同日の記者会見で、警察が午前7時前、官邸近くでやけどを負った男性を発見したと聞いていると述べた。
国内メディアの報道によると、男性は警察に、安倍晋三元首相の国葬に反対していると伝えた。
警察は防犯カメラの映像や、目撃者の話から情報を集めている。火を消そうとした警官1人が負傷し、病院に運ばれたという。
安倍氏の国葬は27日に予定されている。海外から要人を迎えるための警備や接遇の費用をはじめ、最大で総額16億6000万円ほどかかると予想されている。
多額の公費が使われることや、生前の政治が議論を呼んだことから、国葬に反対する声も強まっている。