デモ参加の学生、精神衛生施設で「再教育」 イラン教育相が認める

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22歳で亡くなったマフサ・アミニさんの死亡に抗議するデモ=9月20日、トルコ・イスタンブール/AFP via Getty Images

22歳で亡くなったマフサ・アミニさんの死亡に抗議するデモ=9月20日、トルコ・イスタンブール/AFP via Getty Images

(CNN) イラン全土で反政府デモが続く中、当局者は11日、街頭デモに参加した生徒や学生を拘束して精神衛生施設に連行していることを確認した。

イランの教育相は独立系新聞の取材に対し、学生が拘束されて「精神施設」に収容されていると語った。

施設収容の目的は、学生を矯正して再教育し、「反社会的」行為を防ぐことにあると教育相は説明。「そうした学生は『反社会的人物』になっている可能性があり、我々は彼らを矯正させたい」と述べ、「(学生は)矯正された後、授業に戻ることができる」と言い添えた。

イランでは1カ月ほど前、22歳の女性が服装規範に従わなかったという理由で道徳警察に拘束され、「再教育センター」に連行されて死亡した。この事件をきっかけに、反政府デモが全土に拡大した。

拘束された学生の人数について教育相は「数はそれほど多くない」と述べ、具体的な数字は明らかにしなかった。

抗議運動では女性が重要な役割を果たし、学校や大学、街頭でデモに参加している。SNSには女性たちが「独裁者に死を」と叫び、頭部を覆っていたスカーフを取る映像が出回った。

首都テヘランでは12日、警察がデモ隊に対して催涙ガスを使用。目撃者によると、テヘラン大学近くでは機動隊がデモ隊を追ってゴム弾を発射した。

12日にSNSに掲載された改革推進派の通信社イランワイヤの映像は、テヘラン市内やイラン各地の都市で抗議デモが続く様子をとらえている。

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