ウクライナ大統領が米議会で演説 勝利には米国などの支援「不可欠」と訴え
ウクライナ東部の最前線バフムートにも触れ、昼夜を問わず攻撃を仕掛けてくるものの「バフムートは持ちこたえている」と言及。「昨年7万人がいたバフムートは、今はわずかな市民しか残っていない。あらゆる場所が血に浸っている」「ロシアはバフムートや他の美しい都市に対して、持てるもの全てを使う。占領者は大砲で極めて有利で、砲弾でも有利だ。我々よりはるかに多くのミサイルと航空機を持つのが実情だ。それでも我々の防衛軍は耐えている」と語った。
そのうえで、戦いを耐え抜くだけでなく、勝利への転換点にこぎ着けるには「あなたがたの支援が不可欠だ」と訴え、「我々には大砲がある、そうだ、感謝する。それで十分か? 正直、そうではない」と語った。
「あなたがたのお金は慈善ではない。我々が最も責任ある形で対応している世界中の安全保障、民主主義への投資だ」とも発言。ロシアに供与された何百ものイラン製ドローン(無人機)がウクライナの重要インフラへの脅威になっていることに触れ、「1人のテロリストが別のテロリストを見つけた状況が示された。我々が今止めなければ、彼らがあなたの他の同盟国を攻撃するのは時間の問題だ」と呼びかけた。