飢餓状態で漂流のロヒンギャ難民、さらに185人をインドネシアで救助
乗船者の多くは現在、アチェで治療を受けているが、今後どうなるかは分かっていない。
国連によると、船でバングラデシュを離れたロヒンギャ難民は2020年以来、3000人を超す。その3分の2は女性と子どもだった。
避難所に向かうロヒンギャの女性を救急車に乗せるボランティアと兵士ら=26日、インドネシア・アチェ州/Amanda Jufrian/AFP/Getty Images
全員が危険な航海を生き延びられるわけではない。
UNHCRによると、11月下旬に出航した別のボートは12月上旬に故障し、乗っていたロヒンギャ難民約180人が死亡した可能性がある。
危険な航海に乗り出したロヒンギャは、22年だけで約2000人に上る。うち200人近くが行方不明と伝えられている。
「どうかロヒンギャを死なせないでほしい」「少なくともある程度の基本的人権を与えてほしい」とロヒンギャの男性は訴えている。