ロシア外相、西側諸国に「最大限の自制」求める 核リスク抑制へ

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記者会見で発言するロシアのラブロフ外相=23日、ロシア・モスクワ/Evgenia Novozhenina/Pool/Reuters

記者会見で発言するロシアのラブロフ外相=23日、ロシア・モスクワ/Evgenia Novozhenina/Pool/Reuters

(CNN) ロシアのラブロフ外相は27日、西側諸国に対して、核の問題では自制を示すべきだと警告した。ロシア国営タス通信の取材に答えた。

ラブロフ氏は「我々は西側諸国に対し、この極めて慎重な扱いを必要とする分野で、最大限の自制を発揮するよう求め続ける」と述べた。核のリスクを最小限にするためには、ロシアを含む核保有国5カ国が今年1月3日の共同声明で確認した、核戦争は認められないという前提に立ち続けることが重要だとの見方を示した。

ラブロフ氏は、核保有国同士のいかなる衝突も共同声明に示された論理に従って阻止されなければならないと述べた。衝突は大惨事を引き起こすとしている。

ラブロフ氏は「特に強調するのは、ロシアが、新たな、より安定した国際的な安全保障体制の形成を支持していることだ。そこでは、予測可能性と世界的な戦略的安定性の確保と、平等や、不可分な安全保障、当事者の利益に対する相互の配慮といった原則の順守を基本とする」と述べた。

ラブロフ氏は、米ロ間の本格的な外交的接触に関する重要なアイデアについて、米政府から受け取っていないと述べた。

ラブロフ氏は、現在は、外務省を通じた本格的な両国の接触の実施について言及するのは難しいとした。

ラブロフ氏は「我々は、最も高位なものも含むさまざまなレベルで、建設的な対話を避けることはないと繰り返し強調している」と語った。

ロシアのプーチン大統領は先ごろ、紛争において核兵器を先制使用しないという軍事ドクトリンを正式に変更する可能性を示唆していた。

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