ロシアが「国内で妨害工作を計画」 モルドバが非難
(CNN) モルドバのサンドゥ大統領は13日、軍事訓練を受けて民間人を装った破壊工作員を使ってモルドバを不安定化させようと計画しているとしてロシアを非難した。同様の主張は数日前にウクライナのゼレンスキー大統領からも出ていた。
サンドゥ氏はウェブサイトに公開された国民向けの声明で、過去数日の間に国の安全保障に関する協議が行われたと述べた。ロシアがモルドバを不安定化させようと計画しているとのゼレンスキー氏の発言がモルドバの機関によって確認されたという。
サンドゥ氏は、モルドバの領土内で破壊工作を実施するというロシアの計画は新しいものではないと述べた。状況を不安定化させ、国家を弱体化させようとする試みが昨秋あったものの、治安当局の介入によって目的は達成されなかったとした。
サンドゥ氏は、「野党」を装った人々が「暴力的な行動」によって政権交代を強制しようとしているとも主張した。
CNNはこうした主張について独自に確認できていない。
ゼレンスキー氏は先週、ウクライナの情報機関がロシアによるモルドバ不安定化の計画を傍受したと明らかにしていた。