東部バフムートの状況「ますます困難に」 ゼレンスキー氏
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、ウクライナ東部バフムートの状況について、「ますます困難になっている」と述べた。
ゼレンスキー氏は定例のビデオ動画で、「敵は、我々が陣地を守り、確保し、防衛するために使えるものすべてを破壊し続けている」と述べた。この前には軍の司令官が同地域に対してロシアが数百回におよぶ空爆を実施したと明らかにしていた。
ゼレンスキー氏は「バフムート方面を守る我々の兵士は真の英雄だ」と述べた。
ゼレンスキー氏の発言の前、ウクライナ軍の報道官は地元メディアに対し、バフムートが依然としてロシア軍の攻撃の中心となっていると述べていた。ロシア軍はウクライナ軍の防御を突破しようとしており、特にバフムートの西側の集落を攻撃しているという。
報道官によれば、大砲やロケット砲などさまざまな種類の攻撃が300回にわたって行われた。60回の戦闘が発生したほか、ロシア側は63人の兵士が死亡し、141人が負傷したとしている。