ゼレンスキー氏、プーチン氏とは会わず 「信用できない」
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は9日までに、CNNの取材に答え、現在はロシアのプーチン大統領と会談するという状況を想定していないと述べた。
ゼレンスキー氏はプーチン氏との会談を設定するには何が必要かとの質問に対し、「我々はロシア連邦の大統領と話をする状況にはない。彼が約束を守らないからだ」と述べた。
ゼレンスキー氏はプーチン氏を全く信用していないとし、「ロシアは我々の領土から去るべきだ。その後、我々は喜んで外交的手段に加わる」などと述べた。
ゼレンスキー氏は、先月のバイデン米大統領によるウクライナ訪問について、「非常にうれしい」と語った。
ゼレンスキー氏は「米国が我々を支持しているという全世界に対する重要なメッセージだ。そして、米国は我々が勝つと信じていると思う」と述べた。
制空権をめぐる戦いを支援するために米国がウクライナに対してF16戦闘機を供与するかどうかについての質問では、ゼレンスキー氏は「戦闘機の問題は難しい。我々は決定が下されるのを待っている」と述べた。
ゼレンスキー氏が訴えるところによれば、バイデン氏にはウクライナのパイロット向けの訓練を開始することが可能だという。本人からは検討が行われると言われたとした。ゼレンスキー氏は「米国が我々に空を守るための機会を与えてくれると信じている」と述べた。
その上で、西側諸国が供与する戦闘機が戦況を左右するかどうか質問されると、「はい、我々はそう信じている」と答えた。
ゼレンスキー氏はバイデン氏との戦闘機をめぐる協議を振り返り、バイデン氏とその側近は現時点では戦闘機は必要ないと感じていたと述べた。一方で、ゼレンスキー氏は戦闘機が必要だと訴えたという。
ゼレンスキー氏は、戦闘機が自衛に役立つとし、「だから我々は戦闘機を緊急に必要としている」と述べた。