ウクライナ激戦地でロシア軍機を撃墜、侵攻後に計304機
(CNN) ウクライナのシルスキー陸軍司令官は15日、激戦が続く東部ドネツク州バフムート上空でウクライナ軍がロシア軍のスホイ25型攻撃機を撃墜したと発表した。
バフムート近くで第93機械化旅団がロシア軍用機を迎撃したとのイエルマーク大統領府長官の発言を受けた報告となっている。
CNNは司令官や長官の主張を独自に検証できていない。ウクライナ外務省によると、昨年2月24日の侵攻開始後、ウクライナ軍が撃ち落としたロシア軍用機などは今年3月15日までに少なくとも304機に達した。
スホイ25機の撃墜についてイエルマーク長官はSNS上に同機の墜落場面ともみられる動画を掲載。白色のパラシュートもみられ、パイロットが脱出したことを示唆した。
シルスキー司令官はバフムート市の戦況にも触れ、ロシア軍は包囲や進撃を試み続けているが成功していないと主張。SNS上で第93機械化旅団や他の防衛軍は敵側の激しい圧力に耐えており、戦車や歩兵戦闘車両、多連装ロケットシステムや弾薬貯蔵所を破壊したとの戦果を示した。
ロシア軍はドネツク州リマンや北東部ハルキウ州クピャンスクでも攻勢を強めているが、第93旅団が持ちこたえ、敵のレーダーや司令所を破壊したとも述べた。