ロシア占領のウクライナ南部メリトポリで爆発続く、停電発生
(CNN) ロシアが占領するウクライナ南部ザポリージャ州メリトポリで29日午前、ウクライナ軍からの攻撃があり、停電が発生した。ロシア側が任命する当局者が明らかにした。
ロシア側のザポリージャ州軍民政府の議会議員はSNS「テレグラム」で、現地時間午前5時半ごろにメリトポリ市内で爆発音が続き、同市や周辺の集落で停電が発生したと伝えた。
この議員は初期情報として、攻撃は高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」によるもので、死傷者は出ていないとも述べた。復旧作業が進んでいるという。
同市のウクライナ側の市長イワン・フェドロフ氏もテレグラムで、複数の爆発音が市内各地で同時に確認されたと述べた。フェドロフ氏自身は市内にはいない。
同氏によれば、市内の北部と西部の地区、周辺の村で停電が起きているという。
メリトポリは前線から約100キロに位置するロシア占領軍の拠点となっている。
メリトポリ市当局は同日早く、機関車の停車場への砲撃を受け、インフラに被害を受けたと報告していた。