ロシア軍の兵站トップが交代、ウクライナ反攻が迫る中

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ミハイル・ミジンツェフ上級大将(画像)に代わり、アレクセイ・クズメンコフ上級大将が兵站担当の国防次官に任命された/Sergei Karpukhin/Reuters

ミハイル・ミジンツェフ上級大将(画像)に代わり、アレクセイ・クズメンコフ上級大将が兵站担当の国防次官に任命された/Sergei Karpukhin/Reuters

(CNN) ロシア国防省は30日、兵站(へいたん)担当の国防次官の交代を発表した。ロシア軍がウクライナの反攻に備える中での幹部交代となる。

同省はSNS「テレグラム」への投稿で、ミハイル・ミジンツェフ上級大将に代わり、アレクセイ・クズメンコフ上級大将が国防次官に任命されたと発表した。クズメンコフ氏は軍で様々な要職に就いてきた。

交代の理由は明らかにされていない。

前任のミジンツェフ氏は残忍性で知られ、ウクライナ南部マリウポリの包囲戦で果たした役割から「マリウポリの虐殺者」と西側当局者から呼ばれている。

ロシア軍がウクライナの占領地域を防衛するにあたり、ウクライナ側は長距離の砲撃で供給線の寸断を試みてくると予想され、兵站の維持が重要となる。

ロシア軍は武器などの装備を最前線に供給するのに苦労しているが、専門家によれば、これまでは供給を維持できているという。

ロシア当局によると、新任のクズメンコフ氏は1992年に兵站の士官学校を卒業。その後は兵站本部や南部軍管区の兵站部門で要職を担い、ロシア国家親衛隊の副司令官を務めたこともある。

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