ウクライナ東部バフムート、ロシア軍からの激しい砲撃続く
(CNN) ロシア軍とウクライナ軍が長期間にわたり戦闘を続けているウクライナ東部のバフムートについて、ウクライナ軍の報道官は4月30日、地元メディアに対し、戦いは「非常に激しい」と明らかにした。
報道官は「ロシア軍はバフムート市を5月9日までに奪おうとしている。ロシア軍は今のところ失敗している」と述べた。ロシア軍は大砲や迫撃砲、戦車の砲撃によって街を破壊しており、近い距離で戦うことも多いという。
報道官によれば、ロシア軍はウクライナの陣地に対して休むことなく砲撃を続けている。ロシア軍は最初に砲撃を行った後、ウクライナ軍の陣地を突破しようとするが、突破に失敗すると再び砲撃を始めるという。
CNNはバフムートの戦況について独自に確認ができていない。
バフムートにいるウクライナ軍兵士は地元メディアに対して、ロシア軍は早く戦闘を終わらせようと躍起になっているようだと述べた。ロシア軍の兵士は物資の供給が不足し、任務に対する信念も失いつつあるため、より破壊的になり、住宅や建物を破壊するようになっているという。
報道官によれば、ウクライナ軍は街を出入りする道路に対する砲撃を避けようと、夜の闇に紛れて兵站(へいたん)を行っている。バフムートにたどり着けるのは装甲車だけのため状況が複雑になっているという。