墜落から4週間、依然子ども4人が行方不明 アマゾン地域で事故が頻発する理由
先住民の子ども4人は5月1日に起きた小型機の墜落後、密林の中に姿を消した。同機に搭乗していたパイロットと子どもたちの母親を含む大人3人は墜落で死亡した。一方、子どもたちについては、哺乳瓶や汚れたおむつ、その場しのぎの避難場所といった痕跡が周辺の森林の中から見つかり、小さな足跡と思われる痕跡もあった。
13歳と9歳、4歳、0歳の4人の子どもの生存に望みをつなぎ、何百人もの兵士や先住民が大掛かりな捜索を続けた。しかし4週間以上たった今も発見には至っていない。
![当局はシュシュ、プラスチックの包装紙や哺乳瓶などの痕跡があったと述べた/Colombian Civil Aviation Authority](/storage/2023/05/31/0ca3fd28cc29a4a6e06149a905f498e9/230518115111-01-colombia-four-children-alive-plane-crash-intl-hnk-super-169.jpg)
当局はシュシュ、プラスチックの包装紙や哺乳瓶などの痕跡があったと述べた/Colombian Civil Aviation Authority
同地の先住民団体はこの事故を受け、政府が同地の航空機の安全点検や手順を徹底させる対策を怠ったとして非難した。同団体の代表は、議会調査によってこうした事故の再発が防止されることを望むとCNNに語った。
アマゾンの上空では事故が多発している。コロンビア民間航空当局が記録している1996年以来の事故641件のうち、8.74%に当たる56件はアマゾン地域で発生した。同地域の人口はコロンビアの人口の2%に満たない。
ロンドニョさんが今年経験したようなトラブルは、この統計には含まれていない。