ダム破壊は「ウクライナの破壊工作」、ロシアが主張

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モスクワにあるクレムリン(ロシア大統領府)/Mladen Antonov/AFP/Getty Images

モスクワにあるクレムリン(ロシア大統領府)/Mladen Antonov/AFP/Getty Images

(CNN) ロシア大統領府は6日、ウクライナ南部ヘルソン州にある大型ダムと水力発電所をロシア軍が破壊したというウクライナ側の主張について、「断固として受け入れられない」と否定した。

同州ノバカホウカのダムの破壊をめぐっては両国が互いに非難している。

ロシア大統領府のペスコフ報道官は定例記者会見で、今回の事件はウクライナによる「意図的な破壊工作」だと「はっきり」確信していると述べた。プーチン大統領は状況について絶えず報告を受けているという。

ペスコフ氏は、ダム破壊は「ウクライナの政権からの命令により計画・実行された」と主張。「ウクライナの政権が全ての結果について責任を負わなければならない」とも述べた。

加えて、ダム破壊はウクライナが「クリミアから水を奪い」、戦場から注意をそらすためのものだったとした。

さらに同氏は「ウクライナ軍は2日前に大規模な攻撃作戦を始めたが、目標を達成していない。攻撃行動は行き詰まっている」とも述べた。

一方、ウクライナの複数の高官や軍当局者は6日、ロシア軍が「パニックに陥って」ダムを破壊したと主張し、ロシア側の破壊工作だと非難した。

その前日にウクライナのマリャル国防次官はウクライナ軍による攻勢が「複数の方面で行われている」と明らかにし、占領されている領土を奪還するためのウクライナ軍の反撃が行われているのではないかとの見方が強まっていた。

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