ネパールの観光ヘリ、エベレスト付近で墜落 6人全員死亡
(CNN) 世界最高峰のエベレストに近いネパールの山岳地帯でヘリコプターが墜落し、6人が死亡した。首都カトマンズのトリブバン国際空港広報が11日に明らかにした。
墜落したマナン航空のヘリコプターには、メキシコ人の乗客5人とネパール人のパイロット1人が搭乗していた。
ロイター通信によると、マナン航空はエベレストなどネパール山岳地帯をめぐる遊覧ヘリコプターを運航している。
ネパール民間航空局によれば、ヘリコプターは現地時間の11日午前10時5分、エベレストのあるソンクルブ郡を発ち、カトマンズに向かっていた。
しかし離陸後間もない午前10時13分に連絡が途絶え、その後ソンクルブ郡で墜落しているのが見つかった。
墜落現場に到着した捜索隊は、搭乗者全員の遺体を発見した。遺体は陸路と空路でカトマンズに搬送する予定。墜落原因は現時点で分かっていない。
ネパールの飛行は天候の変わりやすさや視界の悪さ、起伏の多い地形のために危険が大きいことで知られる。今年1月には中部ポカラ付近で旅客機が墜落し、少なくとも68人が死亡した。