北朝鮮、短距離弾道ミサイルを2発発射 韓国軍合同参謀本部発表
東京(CNN) 韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が短距離弾道ミサイルを2発発射したと発表した。ミサイルは日本海に落下した。
韓国分合同参謀本部によれば、ミサイルは順安(スナン)付近から発射され、約550キロ飛行した。韓国と米国の情報機関がミサイルの詳細な分析を行っているという。
日本政府もミサイル発射を確認した。ミサイルは、日本の排他的経済水域(EEZ)外へ落下したという。
首相官邸は19日早朝、北朝鮮が弾道ミサイルとみられるものを発射したと発表した。
NHKは海上保安庁の話として、北朝鮮が発射したのは「弾道ミサイル2発の可能性がある」と報じた。
朝鮮半島ではこのところ緊張が高まっている。前日には、弾道ミサイルを搭載可能な米海軍の原子力潜水艦が韓国・釜山に寄港。オハイオ級原潜の釜山寄港については、韓国の国防省が同日午後に発表した。
一方、北朝鮮は先週、固体燃料式の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を実施。また、領土付近で「敵対的スパイ活動」を行なっている米軍の偵察機を撃墜すると威かくした。
北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記の妹、金与正(キムヨジョン)氏は17日、米国の弾道ミサイル搭載可能な潜水艦の朝鮮半島への配備は、すでに分断されている両国の対話にダメージを与えると声明でけん制した。
韓国と米国は、4月の米首都ワシントンでの首脳会談で設置された合同の「核協議グループ」の初会合を18日に韓国の首都ソウルで開催した。