中学校の体育館屋根が崩落、10人死亡 中国
(CNN) 中国北東部の黒竜江省チチハル市で23日午後、中学校の体育館の屋根が崩落し、少なくとも10人が死亡、1人ががれきの下に閉じ込められている。中国国営中央テレビが伝えた。
捜索救助隊によると、当時体育館にいた19人のうち、4人は脱出し、15人が下敷きになった。救助活動は現在も続けられている。
これまでの捜査によると、隣接する建物の建設作業の際に、パーライトと呼ばれる建材が体育館の屋根の上に誤って置かれたことが原因で、屋根が崩落した可能性がある。
雨が降ったためにこの建材に水が染み込んで重くなり、崩落を招いたとみられる。
救助活動を行う救急隊/CCTV
建設責任者は警察に拘束された。当局はさらに捜査を続けるとしている。
中国では安全基準の甘さに関係する事故が後を絶たず、6月に北西部の寧夏回族自治区・銀川市の焼き肉店で起きた爆発では31人が死亡。内モンゴルでは2月に炭鉱の落盤事故で53人が命を落とし、4月には北京市内の病院火災で29人が死亡した。