「観測史上最も暑い夏」、EU機関が認定 記録を大幅更新
また、海水温の記録的な上昇によってハリケーンや台風の威力が増した。
6月の北大西洋では、海水温が平年を最大5度も上回った。7月末から8月末までの海水温は連日、16年の最高記録を塗り替える高さとなった。
年間を通した世界平均気温は今のところ、16年の記録が観測史上最高だが、今年はすでにその記録まであと0.01度に迫り、最終的に突破する可能性もある。
さらに来年は、エルニーニョ現象の影響で今年をしのぐ暑さになるとも予想されている。
C3Sのバージェス副所長は声明で「科学的な証拠は決定的だ。私たちが温室効果ガスの排出をやめない限り、気候の記録更新は続き、異常気象は激しさと頻度を増して、社会と生態系に影響を及ぼすだろう」と警告した。