先住民の島に中国の工場建設計画、立ち退きに激しい反発 インドネシア
CNN提携局のCNNインドネシアによると、現場には機動隊が配備され、デモ隊に対して催涙弾や放水銃を使用。直後に数十人が逮捕された。
これに先立ちレンパン島でも7日、地元当局や開発業者が土地の調査と測量のために訪れた際に激しい衝突があった。
住民は樹木を切り倒したりタイヤを燃やしたりして妨害を試み、自分たちの集落を囲む森林への立ち入りを阻止した。
この島に20年以上住んでいるという60代の住民の男性は、自分たちの家の破壊を阻止するために、できることは全てやると話し、「戦わずには屈しない」と語った。男性はインドネシア当局による迫害を恐れ、匿名でCNNの取材に応じた。
「私たちには(金を受け取って転居するか)、別の場所に移転させられるリスクを冒すかのどちらかしかない。それが私たちの多くにストレスと悲しみを引き起こした」と男性は憤る。
BPと地元警察の発表によれば、群衆を解散させるために催涙弾が使用された。目撃者がCNNに語ったところによると、この地域には学校が多く、近くの学校に通う子どもたちも催涙弾の被害に遭ったという。